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このニセiPhoneの中国での販売価格は1万6000円程度と，「中国のノンブランド?ケータイとしては高級機種」とのこと。実際に使ってみると，タッチパネルの反応が遅いなどの問題はありますが，よく似せてあるという印象を受けました。

这种仿冒iPhone在中国的销售价格约合1万6000日元，据说是“中国山寨机中的高档机型”。实际试用后得到的印象是，虽然存在触摸屏反应慢等问题，但仿造得的确很像。

ニセiPhoneの分解は，「かなり簡単だった」というのが率直な感想です。米Apple Inc.が手掛ける本物のiPhone 3Gの時の苦労に比べると，まさに雲泥の差でした。外観を模倣しているに過ぎず，筐体の機構設計をそのまま真似ているわけではないのですから，ある意味当然なのですが。

仿冒iPhone的拆解“非常简单”，这是我们的第一印象。与拆解美国苹果（Apple）制造的正宗iPhone 3G时的辛苦相比，简直是天壤之别。由于仿冒iPhone只不过模仿了外观，并没有照原样模仿机壳的机械设计，因此从某种意义上说，拆解过程轻而易举是理所当然的。

筐体内に搭載する部品も，iPhone 3Gとはすべてが異なっています。コストダウンのためかメイン基板上のコネクタ数が「異様に少ない」（分解に協力していただいた技術者）設計で，液晶パネルやマイク，スピーカーなどの部品は基板に直接はんだ付けされていました。携帯電話機のチップセットは台湾MediaTek Inc.製.「中国の一般的なノンブランド?ケータイでよく使用されている製品」（技術者）で，価格は1セットで6米ドル前後とか。これを含めた1台の製造原価は，「3000～5000円程度」と技術者は分析し，「1万6000円で売れるなら販売業者はかなり儲かるでしょう」（同技術者）とコメントしてくれました。私自身，「やはりニセモノ」と思いつつも，「この程度の製品であれば簡単に製造できてしまうんだ」と中国のパワーを感じたのも事実です。

机壳内嵌的部件也与iPhone 3G完全不同。也许是为了降低成本，采用了主板上连接器数量“少得可怜”（协助拆解的技术人员）的设计，液晶面板、麦克风及扬声器等部件直接就钎焊在底板上。手机的芯片组为台湾联发科技（MediaTek）制造。这是“中国的普通山寨机上经常使用的产品”（技术人员），价格据说为每套6美元左右。包括这些在内，每部仿冒iPhone的制造成本为“3000～5000日元左右”，技术人员分析说，“如果能以1万6000日元售出，销售商获利相当大”（技术人员）。虽然笔者本人认为“说到底不过是个冒牌货”，但不得不感叹中国厂商的实力：“这种程度的产品能够轻而易举地制造出来”。

分解後のニセiPhone

拆解后的仿冒iPhone