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呉越同舟

10月26日 编辑 39baobao.com

[风雨皆同舟共筑中国梦]风风雨雨共同经历过,血脉连接每一个我心与共, 爱相融。中华一家同圆一个梦。我的中国梦,永远在我心中这是香港爱国歌手张明敏《我的中国梦》中的歌词,每当这些歌词伴随旋律在我...+阅读

「孫子」という本がある。中国の名だかい兵法の書で、春秋のころ呉国にいた孫武が書いたものとなっている。孫武は呉王の闔廬に仕えて、西のかたは楚の都をおとし、北方の斉?晉なども破ったという名将である。だが、孫武ではないという人もある。戦国時代に斉にいた孫ビンが著者だという説だ。足なえにされて、数奇な運命をたどり、ついに大将軍になったという名代の兵法家である。

しかし、それはともあれ、「孫子」が大兵法書であることに変りはない。その説くところは明快で文章はきびしくひきしまり、凛烈のおもむきがある。「彼を知り己を知れば百戦殆からず」など、たくさんの句がこの書から出ているが、この?呉越同舟?もその一つ、第十一篇の?九地?に見える。

兵を用いる法には、九つの地がある。……孫子はこう語りはじめる。

その九地の後のものを死地という。ただちに戦えば生きる道があり、ひるんでいるなら亡びてしまう必死の地である。では、どうするのか?

死地にあるときは、すなわち戦え、と孫子は言いきる。進むことも退くこともならない必死の場である、兵卒は心を一つにして戦い、活路をひらく、というのだ。

兵を死地において戦うことの重要さをさまざまに述べて、つぎに孫子はこう語る。

「したがって、よく兵を用いるという将軍の備えは、たとえてみれば率然のようだ。

率然とは異国の常山にいる大蛇だ。

その頭を撃てば、尾がとんでくる。

尾を撃てば、頭がおそいかかる。

胴をうてば、頭と尾とがもろともにおそいかかる。

このように勢いを一つにすることが肝心なのだ。」

「では、兵を率然のように、首尾あい救うようにするのか?」

「そうだ。そして可能だ。

呉と越とは古くからの敵国だ。

国人までもにくみあっている。

しかし、かりに呉人と越人とが同じ舟にのりあわせ、川をわたるとせよ。

もし大風が吹きおこって、舟がくつがえろうとするならば、呉人も越人もふだんの意趣をわすれはて、たがいに左右の手になったように、必死に助けあうであろう。

これなのだ。

戦車の馬をきつく縛りあわせ、車輪を地に掘りうずめる。

こうして敵に備えをくずされまいとしたところで、後に頼みになるのはそれではない。

頼みになるのは、必死になって、一つに固まった兵の心である。」

「呉越同舟」という言葉は、ここから出ている。いまでは戦闘にかぎらず、仲の悪いもの同士が、共同の行動をとる場合に使われる。また、仲の悪い人々が、ただ同座するばあいについても、かるく使われているようだ。左右の手のように救いあうなどというのは、そうあることではないらしい。

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